「今すぐ転職したいわけじゃない。でも、他にもっといい職場があるなら知りたい」
「いまより良い職場、あるなら見てみたい」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
私の部下がまさにそうでした。
本人は「今すぐ辞める気はないんですけど…」と前置きしながらも、
転職サイトに登録だけしてみたようです。
結果どうなったかというと──
彼は転職しませんでした。
でも「自分の市場価値」や「働く上で譲れない条件」が明確になり、
むしろ現職で目指す方向がハッキリして以前以上にバリバリ働いてくれています。
転職エージェントの面談は、「今すぐ転職したい人」だけのものではありません。
「今すぐは動かないけど、将来を考えてみたい人」にも大きな気づきがあります。
この記事では転職活動に悩んでいる人に向けて、
「登録だけでもOK」だけど「面談まで受けるとさらに得られる5つのメリット」
についてお伝えしていきます。
転職活動は、必ずしも「辞めるため」だけのものではありません。
登録して、面談して、客観的な自分を知る。
それだけで、今後の選択肢が大きく広がります。
「やめたい」が口癖なのに、
リーダーに出世した現役DgS薬剤師
- 現役ドラッグストア薬剤師
- 複数店舗を担当するエリアリーダー
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ドラッグストア薬剤師の
リアルな働き方や
採用する側の視点をふまえて
転職について発信しています。

転職エージェントは登録だけでもOK。でも面談もメリットあり
転職エージェントに登録するだけでも、
ある程度の情報収集や市場感覚を得ることはできます。
無料でできるので、まずは登録して情報収集するのも良いでしょう。

ただ、転職エージェントは登録すると、電話などで面談することが多いです。
一般的に、希望の条件などの話をします。
この面談こそ転職活動のメリットがたくさんあります。
登録だけで得られること
まずは、転職サイトに登録するだけで得られる情報です。
非公開求人の閲覧
転職サイトには出回らない、
いわゆる「非公開求人」を紹介してもらえるようになります。
これだけでも「こんな条件の職場あるんだ」と視野が広がります。
キャリア相談の初期ヒアリング
登録時に入力したプロフィール情報をもとに、
簡単な希望条件や経歴の確認が行われます。
あくまで初期対応ですが、現職と比較する上での参考になります。
情報収集としての価値
エージェントの保有求人を眺めることで、
「どんな条件の職場が今の市場にあるか」
「自分の年収やスキルがどこに通用するのか」
といった、ざっくりとした相場観が得られます。
転職相談は無料なのでとりあえず登録して話を聞いてみましょう!
薬剤師満足度の高いファルマスタッフがおすすめです。
ファルマスタッフについては他の記事で詳しく解説しているので見てみてください。

ただし、登録だけでは“あなたに合った求人”は紹介されません。
理由はシンプルで、「希望条件が曖昧なまま」だからです。
ここからが面談の出番です。
“面談”で得られるのは「自分の棚卸し」
登録だけで終わらせるのはもったいない。
本当の価値は“面談”を受けて初めて見えてきます。
強み・弱みの客観視
エージェントはプロのキャリアアドバイザーです。
職務経歴書をもとに、
自分では気づいていなかった強みや、
逆に足りないスキルを明確にしてくれます。
「この経験は思った以上に評価される」
「この点を補えば年収アップが狙える」など、
目からウロコの情報が得られます。
自分の条件の優先順位づけ
面談を通して
「転職において何を一番大事にしたいのか」
が言語化されていきます。
たとえば
「年収アップはしたいけど、子育てのために定時退社は譲れない」など、
自分なりの優先順位が整理されるのは大きなメリットです。
今の職場の良さにも気づけた
面談で他の職場条件を見ることで、
「今の職場って意外と恵まれてたのかも」
と気づくこともあります。
実際、私の部下はこの気づきを得て、
現職にとどまりつつキャリアアップの準備を始めました。
このように、登録だけでは見えてこない“本当の気づき”が、面談には詰まっています。
「転職する・しない」の前に、まずは“知る”ことが第一歩です。
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面談で得られるメリット5選
それでは、転職エージェントの面談のメリットを紹介していきます。
① 無料で“プロのキャリア分析”を受けられる
転職エージェントとの面談は、
いわば「無料のキャリア診断」です。
職歴やスキルを整理しながら、
「今の自分に何ができて、何が足りないのか」
を客観的に伝えてくれます。
特に薬剤師のように専門職で
キャリアの幅が限られがちな職種では、
自分では当たり前だと思っていた経験が
「実は他社で高く評価される」なんてこともよくあります。
② 自分の“市場価値”が数字ではっきりわかる
年収、スキル、勤務地、勤務条件…。
これらを総合的に見て、
「自分はいま、どんな条件の職場に応募できるのか?」
という市場価値が具体的に提示されます。
たとえば、
「現職の年収が相場よりやや低い」
「マネジメント経験がつけば+50万円も狙える」など、
数字で示されるからこそ納得感があります。
これは
“なんとなく不満があるけど理由がわからない”
という人にも非常に有益です。
③ 転職しない判断にも自信が持てる
面談を経て、
「やっぱり今は転職しない方がいい」という
判断をする人も少なくありません。
そしてそれは、“逃げない決断”です。
たとえば私の部下も、面談のあとにこう言いました。
「自分の希望を整理してみたら、いまの職場が一番条件に合っているとわかりました。
むしろ、このままスキルを磨く方向で進めたいです。」
このように、比較材料が揃ったうえでの現職選択は、
単なる妥協ではなく“前向きなキャリア選択”になります。
④ 今後のための「キャリア地図」が手に入る
「今すぐ転職」はしなくても、
「あと3年で転職するなら何が必要か」
「どんな経験を積めばいいのか」
が明確になることで、
逆算したキャリア戦略が立てられるようになります。
たとえば、
- 今の職場で管理薬剤師を経験してから転職
- 認定や専門薬剤師を取って次の職場で年収アップを狙う
- マネジメント経営を経験して、経営者候補として転職する
といった「未来に向けた準備」が動き出すのです。
⑤「今の働き方」を見直すきっかけになる
面談で他社の求人を見ることで、
「うちって残業多すぎたのかも」
「有給ってもっと取れるべきなのかも」
といった自分の働き方のクセにも気づけます。
部下の中には、
面談後に「副業OKな職場もあると知って驚いた」
と話してくれた人もいます。
その結果、
「転職はせずに、まずは上司に働き方の相談をしてみる」
といった行動につながったケースもあります。
まとめ|登録だけで終わらせず、“面談”を受けてみよう
転職エージェントは、登録だけでも情報収集として価値があります。
でも、本当の価値は“面談”にあります。
- 今すぐ転職しない人でもOK
- 登録〜面談まですべて無料
- 面談を通して現職に残る決断もできる
迷っているなら、
まずは登録+面談だけでも受けてみる価値は十分にあります。
「自分のキャリアを棚卸ししてみたい」
「今の職場が合っているのか知りたい」
そんな方にとって、エージェント面談はきっと有益な時間になりますよ。
おすすめの転職エージェント:面談重視なら中小がおすすめ
ここまで記事を読んで、
とりあえず登録してみようかと思っていただいた方に
おすすめの転職サイトを紹介しておきます。
転職サイトはマイナビやリクナビ、ヤクキャリなど大手が有名です。
大手は求人数も多く、検索した時にも最初に出てきやすいです。
ただ、面談を重視するなら、求人数が少なくても、
しっかり転職サポートをしてもらえる転職サイトがおすすめです。
大手はたくさんの求人から選ぶことができますが、
中小はエージェントが自分に合った求人を一緒に探してくれます。
一つだけ登録するなら、
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ほかの面談重視の転職エージェントを紹介した記事もあるので
参考にしてみてください。


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