薬剤師の男は本当に負け組？年収・モテ・将来性からリアルを語る

薬剤師として働いてそんなふうに考えたことがある方は多いと思います。

しかし、薬剤師はワークライフバランスに優れた勝ち組です！

薬剤師は「年収、モテ、将来性」いずれもある勝ち組の職業です。

多くの店舗を経験してきましたが、同じ会社内ですら薬局ごとに働きやすさが違います。

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本記事では、現役ドラッグストア薬剤師エリアリーダーとして多くの店舗、多くの薬剤師を見てきた筆者が薬剤師は負け組なのか解説していきます。

薬剤師の年収は平均より高い｜ワークライフバランスが魅力

薬剤師の平均年収は529万円（2024年5月時点）です。（出典：OpenWork）

次に、国税庁によると、日本国民の平均年収は460万円（令和5年）となっています。（出典：国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査 」）

このように、薬剤師は日本国民の平均給与よりも高い水準にあります。

管理薬剤師の平均年収は約734万円と、さらに上がります。（出典：第24回医療経済実態調査（医療機関等調査）報告｜厚生労働省）

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ただ、「負け組」と言われるのは、

「6年制の大学で、高い学費を払ったのに医師やビジネスエリートと比べると高くない」

というニュアンスがあると思います。

しかし、薬剤師の仕事内容は他の高年収の仕事と比較するとライフワークバランスに優れています。

最近では、働き方改革やFIREなど、プライベートの充実が見直され高年収の職業以上に　”働きやすさ”　が重視され始めています。

薬剤師は、高年収とプライベートの充実が、どちらも両立可能です。

現代の「勝ち組」の職業と言えます。

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ただ、今の職場が、残業が多いのに年収が低いまま上がらないという方は転職を検討してみてください。

薬剤師の働き方の満足度は薬局によって大きく変わります。

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モテと結婚について｜実は安定職は強い

「男で薬剤師って、モテないよな…」

しかし、安定職の強さは“結婚適齢期以降”に効いてきます。

1. 婚活市場では“安定×高学歴”は強い武器

マッチングアプリや婚活イベントでも、薬剤師の男性はプロフィール上の評価は高めです。

特に30代〜40代では、

これらが「結婚相手としての安心感」につながり、実際に成婚につながった知人も少なくありません。

2. 清潔感と話し方で印象は変わる

ただし、薬剤師という職業だけで“モテる”わけではありません。

といった、基本的なコミュニケーション力が大きな差になります。

現場での対人スキルは、実は恋愛や結婚でも役立つ“転用可能なスキル”です。

3. 「俺はこのままじゃダメだ…」と思う必要はない

「もっと稼がないと結婚できない」

「医者や外資系の友人と比べて、自分は劣っている」

そんなふうに考えることはありません。

そんな生き方も立派な“勝ち組”です。
むしろ現代では自分らしさを追求した生き方が勝ち組と考えられ始めています。

そんな余裕がある男性はモテます。

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薬剤師の男性がモテるのかについて詳しく解説した記事があるので合わせてご覧ください。

＞＞薬剤師はモテる？の記事を読む

とくにドラッグストア薬剤師は研修や異動、フォローで薬剤師同士の出会いも多く、美容部員や栄養士との出会いもあるのでモテたい薬剤師にはおすすめです。

薬剤師の将来性は？｜薬局ビジネスモデルは今が転換期

薬剤師が負け組かどうか語る上で「薬剤師の将来性」については重要な項目です。

薬局ビジネスの転換期の波に乗れば、大きく成功するチャンスがあります。

保険調剤というビジネスモデルは衰退期に入った

一つのビジネスモデルは「導入期」「成長期」「成熟期」を経て衰退していくと言われています。

保険調剤というビジネスモデルは医薬分業率の伸びとともに拡大していました。

しかし、医薬分業率が80％を超えた今保険調剤は頭打ちを迎えています。

そこで、今後新しいビジネスモデルに切り替わっていくと思われます。

薬剤師として勝ち組になれるかは、新しい働き方に対応できるか

コロナ以降、薬剤師の働き方にも変化が見られます。

「患者のための薬局ビジョン」の目標であった2025年も迎えました。

地域連携、電子処方箋、オンライン対応など働き方が急激に変化しています。

いまは「保険調剤」というビジネスモデルから、新しいビジネスモデルへの転換期です。

今後、この新しいビジネスモデルに対応できた企業や薬局が生き残っていきます。

新しいビジネスモデルの成長の波にのれれば、企業も薬局も急激に成長します。

今の大手調剤薬局は、「保険調剤」というビジネスモデルの波にのって拡大した企業ばかりです。

つまり、今新しい働き方に対応することができれば、将来薬剤師として成功することができます。

ぜひ、自分のキャリアについて考えてみてください。

薬局ビジネスは今がチャンスです。

いま変化に対応している薬局で働いているかが、今後の成功に大きく関わります。

無料の転職サイトに登録して、薬局業界のトレンドを情報収集しておきましょう。

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男性薬剤師が「負け組」と言われる5つの理由

薬剤師が「負け組」と言われる理由を解説していきます。

薬剤師が負け組と言われるのは、以下の5つの理由があります。

ひとつずつ詳しく解説します。

1. 年収が伸びづらいから

薬剤師の平均年収はたしかに悪くはありません。30代で500〜600万円、管理薬剤師やリーダー職で700万円台に届く人もいます。

でも、「医師」「IT系」「コンサル」など、いわゆる“高収入の王道職種”と比べると、見劣りしてしまうのも事実。

特に男性は「一家の大黒柱」として年収を意識する傾向があるため、自分の給料に不安を感じやすいのかもしれません。

2. 出世ルートが少ない

調剤薬局やドラッグストアでは、管理薬剤師→エリアマネージャー的な役職まではありますが、

病院や企業に比べると昇進の幅は狭めです。

「現場で処方箋をさばき続けるだけで終わるのか…」と、将来像が見えにくくなる瞬間もあります。

3. モテにくいというイメージがある

これは実体験として語れますが、男性薬剤師は「地味で真面目で面白みがない」と思われがち。

実際に合コンなどで「薬剤師してます」と言っても、反応は微妙なことも…。

女性が多い職場で恋愛対象になりづらい、という悩みもよく聞きます。

4. 職場で孤独を感じやすい

薬剤師業界は女性比率が高く、特に調剤現場では男性薬剤師はマイノリティ。

「話が合わない」「相談しづらい」と感じる男性も多いです。

結果として、キャリアの悩みや働き方の不満をひとりで抱え込んでしまいがちです。

5. キャリアのロールモデルがいない

医師なら“開業”という目標があり、エンジニアなら“起業”や“フリーランス”も選択肢。

でも、薬剤師は“転職”か“独立開業（薬局経営）”くらいしか道がなく、

「じゃあ自分は何を目指すの？」と迷子になる男性も多いのではないでしょうか。

私も一度は「負け組」だと思っていた

正直に言います。

私も一時期、「男で薬剤師って、なんかパッとしないな」と思っていました。

管理薬剤師になっても、どこか満たされない

20代の頃、私は処方箋を黙々とこなし、薬歴をひたすら書き、在庫管理に追われる毎日。

数年経って管理薬剤師になっても、思っていたほどの達成感はなく、

「このまま60歳まで、ずっと同じことを繰り返すのか？」と、漠然とした不安に飲まれていました。

同年代の友人と比べて落ち込んだ日々

同じ大学を出た友人たちは、

• 製薬企業でバリバリ働いて年収800万超え
• 研究職につき、やりがいを持って働いている
• MRで社内日本一の成績

ドラッグストアで働く私は給料はそれなりに高いはずですが、SNSで流れてくる華やかな生活には正直うらやましさも感じていました。

薬局での変わりない日々

毎日同じような仕事に飽きていました。同じ薬局にいれば、同じような処方を同じように調剤していきます。
先輩に聞いた話で、処方箋の7割はDo処方だそうです。
根拠はないですがどこか腑に落ちるような数字です。

また、せっかく薬剤師免許をとったんだから「自分にはこれしかない」と思い込み、とりあえず目の前の仕事をひたすらこなす日々でした。

今思えば、自分で自分を“負け組”の枠に閉じ込めていた気がします。

転機は「環境」と「視点」の変化だった

そんな私が少しずつ変わり始めたのは、

このあたりがきっかけで、「薬剤師の働き方って、意外と自由度があるじゃん」と気づきました。

主体的に考えるようになり、仕事に楽しさを感じられるようになりました。

また、主体的に働くことにより、会社からの評価も上がったと思います。

男性薬剤師がさらに “勝ち組” を目指すための5つの選択肢

「薬剤師って負け組じゃないか？」と思っていた私が、

今では「この働き方、意外とアリだな」と思えるようになったのは、以下の3つの選択をしたからです.

自分で選択をすること自体が主体性を持ち自分だけの人生を楽しむ秘訣だと思います。

さらに、番外編として薬剤師で勝ち組を目指す方法を２つ紹介します。

薬剤師は国家資格という安定感で失敗しても、いくらでも立て直しが可能です。

その強みを活かし挑戦することで　”成功者への道”　も選べます。

1. キャリアアップで“突き抜ける”

正直、調剤薬局やドラッグストアの現場では「薬歴マシーン」になってしまいがちです。

でも、リーダー職や教育担当、在宅医療への関与、本部業務など、薬剤師にも“突き抜ける”キャリアの選択肢はあります。

私の場合は、調剤リーダー職に就いたことで、

を手に入れることができました。

マネジメントや教育が得意な人にとっては、現場の延長でも十分「勝ち組」になれる道はあります。

ドラッグストアの薬剤師はキャリアップを目指す薬剤師におすすめです。

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＞＞30代で年収1,000万!? ドラッグストア薬剤師のリアルな年収事情についてはこちら

＞＞ドラッグスア薬剤師のキャリアプランについてはこちら

今の職場でキャリアアップが望めないのであれば転職を検討しましょう。

いまは日本はインフレがすすんでいます。

薬剤師もインフレの賃上げ分が、調剤報酬改定に組み込まれていました。

＞＞2025年薬剤師の賃上げについてはこちらの記事をチェック

この数年で賃上げがなかった薬局は、

など、今後の将来性に不安があります。

そのまま今の薬局で働くよりも、給料アップやキャリアップが望める薬局に転職しましょう。

まずは、転職サイトに無料登録して転職エージェントに話を聞き、非公開の求人をチェックして情報収集してみましょう。

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2. 副業や投資で“収入の軸”を増やす

薬剤師の年収が大きく跳ねないのは事実です。

でも、それを補う手段として私は副業と投資を選びました。

副業：Webライターとして月5万円の収入

平日の夜や休日を使って、薬剤師の知識を活かした記事を書いています。

初めは大変でしたが、「文章で稼ぐ」という新しい経験が自信になりました。

投資：インデックス投資と高配当株で資産形成

毎月の積立で「お金が働く仕組み」を作っていくことで、将来の不安も軽減されました。

目標はFIRE（経済的自立と早期リタイア）です。

「収入源が1つだけじゃ不安」という人こそ、副業・投資は武器になります。

3. “普通”を楽しむ価値観にシフトする

薬剤師という仕事は、

という「普通に見えて、実は強い」特性を持っています。

SNSや他業種と比べて劣等感を感じるのではなく、

「毎月25〜30万円で貯金しながら無理なく暮らせる」

「平日も定時に帰れて、土日に趣味が楽しめる生活」

を“勝ち”と捉え直せば、見える世界が変わります。

現代の、年収以上に働きやすさを求める価値観においては最高の勝ち組です。

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さらに、薬剤師はサイドFIREとの相性は最高です。

派遣で週3働いて、好きなことをして生きていく。

やりがいも自分のやりたいこともできる最高の生き方だと思います。

＞＞薬剤師のサイドFIREについてはこちらの記事をチェック

>>サイドFIREにおすすめの薬剤師派遣に強い転職エージェントはこちらをチェック

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年収だけに価値を見出すと上には上がいます。
自分が楽しいと感じられることに素直になりましょう。

【番外編】フリーランス薬剤師や独立開業を目指す

筆者自身が経験しているわけではないですが、勝ち組を目指すための選択肢としておすすめなのは、

「フリーランス薬剤師」と「独立開業」です。

• フリーランス
• 個人事業主
• 独立
• 社長
• 経営者

めちゃくちゃかっこよくありませんか？

保守的なイメージの薬剤師ですが、近年新しい働き方として人気を集めています。

フリーランス薬剤師は、自分で契約内容を決める自由な働き方

フリーランス薬剤師は、薬局・ドラッグストアなどに雇用されずに、個人事業主として複数のクライアントと業務委託契約を結んで働くスタイルです。

リスクはありますが、自分で契約内容を設定できるので、自由な働き方ができます。

フリーランスについては「くくたるさん」の書籍がおすすめです。

Kindle Unlimitedなら電子版が無料で読めます。

30日間は無料なので、ぜひ試してみてください。

薬剤師におすすめの本もあるのでぜひKindle Unlimitedに登録して読んでみてください。

独立して自分の薬局を

最後の薬剤師の勝ち組の選択肢は、「独立して自分の薬局を持つ」ことです。

社長、経営者などと聞いて負け組と思う人は少ないのではないでしょうか。

最近はオーナーの高齢化により、M&Aで低リスクで独立という選択肢も豊富です。

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「独立なんでカンタンにはできないよ！」

という方も多いと思います。

筆者も経営者として修行中のため、リスクや難易度の高さは感じます。

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「独立の流れ」や「独立が自分に合っているのか」を、まず確認してみましょう。

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となっています。

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まとめ｜薬剤師はむしろ「勝ち組」

薬剤師という職業、特に「男の薬剤師」は

• 年収はそこそこ
• 出世ルートは少なめ
• 周りにロールモデルも少ない

そんな背景から、つい“負け組かも…”と思ってしまうことがあります。

でも、この記事で紹介したように──

誰かと比べて「勝ち」か「負け」かを決めるのではなく、

“自分が納得できる生き方”をしているか？

これこそが、本当の勝ち組の基準だと私は思います。

私もかつては「このままでいいのか？」と悩んでいました。
でも今は、「薬剤師で良かった」と、心から言えます。

あなたも、自分なりの“勝ち方”を見つけてみませんか？