【サイドFIREにも】派遣薬剤師の働き方をドラッグストア現役リーダーが解説

派遣の働き方を開設

この記事にはプロモーションを含みます。

「正社員より自由がある働き方をしたい」

「高時給で効率よく働きたい」

そんな希望を叶えられるのが「派遣薬剤師」という働き方です。

実際に、私が勤務しているドラッグストアでも、即戦力として派遣薬剤師の方に来てもらうことがありますが、正社員にはない柔軟性や報酬条件の良さをうらやましく感じることも少なくありません。

この記事では、現役ドラッグストア薬剤師リーダーの視点で派遣薬剤師についてわかりやすく紹介します。

「派遣薬剤師って実際どうなの?」と気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
  • 派遣薬剤師の基本的な働き方
  • 実際の勤務例(ドラッグストア)
  • メリット・デメリット
  • 向いている人の特徴
この記事を書いた人

「やめたい」が口癖なのに、
リーダーに出世した現役DgS薬剤師

  • 現役ドラッグストア薬剤師
  • 複数店舗を担当するエリアリーダー
  • 中小調剤薬局グループで経営者の修行中

ドラッグストア薬剤師の
リアルな働き方や
採用する側の視点をふまえて
転職について発信しています。

目次

派遣薬剤師の働き方とは?|柔軟な働き方が魅力

派遣薬剤師とは?

派遣薬剤師とは、派遣会社と雇用契約を結び、薬局やドラッグストアなどの現場に一定期間派遣されて働くスタイルです。

正社員やパートとは異なり、勤務先と直接雇用されるのではなく、雇用主は派遣会社になります。

契約期間は1ヶ月〜6ヶ月程度が一般的で、契約の更新を繰り返すことで長期間同じ職場で働くケースもあります。

一方で、短期間だけ働いて次の派遣先に移るといった柔軟な働き方も可能です。

派遣薬剤師の特徴

高時給で働ける

一般的に時給が高く、地域や業種によっては時給3,000円を超えることも珍しくありません。

効率よく収入を得たい人には大きなメリットです。

自由度が高い働き方

「週3日勤務」「午前中のみ」など、ライフスタイルに合わせたシフトを選びやすいのも魅力。

家庭との両立や副業との掛け持ちにも向いています。

サイドFIREなどを目指している方にはおすすめです。


FIREについて詳しく解説した記事もあるのであわせてご覧ください。
>>薬剤師のFIREについての記事はこちら

福利厚生は派遣会社次第

雇用主は派遣会社なので、社会保険や有給休暇などの制度は派遣会社によって異なります。

事前に制度内容を確認しておくことが大切です。

職場の雰囲気に染まりすぎずに働ける

派遣はあくまで“外部からの応援”という立場。

人間関係に深く入り込みすぎず、一定の距離感で働けるため、ストレスが少ないと感じる方もいます。

ドラッグストアでの派遣薬剤師の実態|現役DgSエリアリーダーが解説

派遣薬剤師が活躍している現場とは?

ドラッグストアは全国展開している企業が多く、店舗数も多いため、常に薬剤師不足に悩まされている地域があります。

こうした現場では、繁忙期や急な欠員時に即戦力として派遣薬剤師が求められることが少なくありません。

とくに以下のようなケースで派遣薬剤師の需要が高まります。

  • 地方や郊外店舗での薬剤師不足
  • 新店オープンや改装後の一時的な応援
  • 正社員の産休・育休による欠員補充
  • 繁忙期(花粉・風邪シーズンなど)の対応

実際の業務内容

派遣薬剤師の業務は、基本的に正社員やパートとほぼ同じです。

調剤業務はもちろん、OTC医薬品の販売や接客、薬歴管理、在庫管理、場合によっては売り場づくりの手伝いまで幅広く関わることもあります。

ただし、店舗によっては「指示された業務のみ」「調剤室のみ」など、範囲が明確に決まっているケースもあります。

ドラッグストア派遣のメリットと注意点

ドラッグストアのメリットとで注意点を紹介します。

メリットデメリット
高時給の求人が多い
土日営業や深夜営業もあり勤務時間が調整可能
OTCもあり、対人業務スキルが磨かれる
業務の幅が広くハードなことも
職場ごとのルールにすぐ対応する必要がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

ドラッグストア派遣薬剤師のメリット

  • 高時給で稼げる

都市部で時給2,500円〜、地方で3,000円を超える求人もあります。

短期間で効率よく収入を得たい人に最適です。

ドラッグストアは安定して高時給の傾向があります。

  • 希望に合わせた勤務時間が可能

ドラッグストアは「24時間営業」や「土日祝日営業」といった店舗も多いです。

そのため、調剤薬局の派遣より働き方の選択肢が多いです。

土日のみ・平日午後のみ・週2日など、自分のライフスタイルに合わせた働き方がしやすいのもドラッグストア派遣の魅力です。

  • 対人業務スキルが磨かれる

調剤だけでなくOTC販売やお客様対応も行うため、幅広い接客力や説明スキルが身につきます。

いろいろな職場で知識を得られるのも派遣薬剤師のメリットです。

ドラッグストア派遣の注意点

  • 業務の幅が広くハードなことも

処方箋応需だけでなく、OTC販売や品出し、レジ対応まで任されることもあります。

即戦力として求められるため、体力や柔軟性が必要です。

  • 職場ごとのルールにすぐ対応する必要がある

派遣では即戦力が求められるため、調剤システムや運用ルールを短期間で把握し、即座に対応する力が求められます。

ドラッグストアは、マニュアルが整備されていることが多いです。

マニュアルでオペレーションが明確な一方で、個人の調剤薬局よりも覚えることが多い傾向にあります。

派遣薬剤師に向いている人・向かない人

派遣薬剤師は自由度の高い働き方が魅力ですが、向き・不向きがあります。

自分の性格やライフスタイルに合っているかを事前に見極めることが、満足度の高い転職につながります。

向いている人

自由な働き方をしたい人

勤務日数や曜日、勤務時間を柔軟に決められるため、プライベート重視の働き方を求める人には最適です。

週2〜3日の勤務でしっかり稼ぐことも可能です。

短期間で効率よく稼ぎたい人

時給が高く、残業も少ないため、集中して短期間に稼ぎたい人におすすめです。

旅行や副業との両立もしやすい働き方です。

新しい環境にもすぐ順応できる人

派遣は職場が変わることも多く、毎回違う環境・人間関係の中で仕事をする必要があります。

柔軟性や順応性のある人に向いています。

自分のスキルに自信がある人

即戦力としてのスキルが求められる場面が多いため、調剤や接客などの実務経験が豊富な人は重宝されます。

向かない人

安定志向が強い人

派遣は契約期間があり、更新されない可能性もあります。

「ずっと同じ場所で働きたい」「昇進・昇給を目指したい」と考える人には不向きです。

新しい職場に慣れるのが苦手な人

現場が変わるたびに人間関係や業務の流れに適応する必要があります。

変化にストレスを感じやすい人は苦労する可能性があります。

逆に、人間関係のトラブルがあったときには職場を変えやすいというメリットもあります。

キャリアアップを重視したい人

派遣では管理職への昇進や資格取得支援などが受けづらいため、長期的なキャリア形成を考える場合には注意が必要です。


派遣からの社員登用やエキスパート薬剤師という制度がある転職エージェントもあります。

>>社員登用制度のある転職エージェントを詳しく知りたい

派遣薬剤師として働く際の注意点とアドバイス

派遣薬剤師は自由度や高収入など魅力的な点が多い一方で、働くうえで気をつけたいポイントもあります。

事前に知っておくことで、トラブルを回避し、安心して働くことができます。

① 契約内容は必ず確認する

派遣薬剤師のトラブルで多いのが「契約内容と実態のズレ」です。

  • 時給や勤務時間、休日、業務範囲など
  • 更新時の条件変更の有無
  • 社会保険や交通費の扱い

これらは口頭ではなく、書面でしっかり確認・保存しておくことが大切です。

条件が曖昧なまま働き始めると、後で不満やトラブルにつながることがあります。

② 派遣元のサポート体制をチェック

派遣会社によって、サポート体制に差があります。

事前に以下のような点を確認しておきましょう。

  • フォロー担当者の対応スピード・親身さ
  • 定期的な面談の有無
  • トラブル時の対応(人間関係・条件交渉など)

実際に働き出してからの満足度は、担当者の力量に大きく左右されるため、派遣会社の評判や口コミもチェックするのがおすすめです。

③ 勤務初日は気を引き締めて臨もう

派遣先では即戦力として期待されているケースが多く、「初日からある程度こなせる」ことが求められる場合があります。

初日は特に以下の点に気をつけて行動しましょう。

  • 挨拶・表情・言葉づかいに気を配る
  • 業務内容やルールは積極的に質問して確認する
  • 手が空いたら「次にできることはありますか?」と声をかける

第一印象で信頼されると、その後の勤務がスムーズになります。

④ スキルの棚卸し・アップデートをしておく

派遣薬剤師は即戦力が求められる分、スキルや知識のアップデートも欠かせません。

  • 直近の薬歴・監査経験はあるか
  • レセプト・OTC販売などの実績はあるか
  • 最新の法改正・加算ルールを把握しているか

これらをあらかじめ整理しておくことで、自分の強みを活かしたマッチングがしやすくなります。

派遣薬剤師におすすめの転職サイト3選|選び方もわかりやすく解説!

「派遣薬剤師として働いてみたいけど、どの転職サイトを使えばいいの?」

そんな方に向けて、派遣に強いおすすめの転職サイトを3つ厳選して紹介します。

合わせて「派遣の選び方」もシンプルに解説するので、初めての方でも安心です。

派遣薬剤師の転職サイトはどう選ぶ?

派遣に強い転職サイトを選ぶときは、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

チェックポイント内容
① 時給の高さ地域ごとに相場があるので要確認。2,800円以上なら高め。
② フォロー体制派遣後の相談やサポートがあるか。
③ 求人の幅ドラッグストア・調剤薬局など、自分の希望に合った求人があるか。

派遣特化の転職エージェント3選

多くの転職エージェントが派遣を取り扱っています。

そのなかでも派遣重視のサービスを提供している転職エージェントを3つ紹介します。

1. ファルメイト|都市部で高時給を狙いたい人におすすめ

  • 最低時給補償
  • 関東・関西エリアに強い
  • 社員登用あり

\ 都市部×高時給 /

▶︎ ファルメイト公式サイトはこちら

2. アプロ・ドットコム|完全独立系で中立な提案

  • 25年年以上の老舗
  • 一人の担当者が一貫してサポート
  • 派遣向けの研修制度
  • 完全独立系で中立な提案

\ 安心のフォロー体制/

▶︎ アプロ・ドットコム公式サイトはこちら

3. MC-ファーマネット|全国で探したい人におすすめ

  • 全国25拠点で幅広く対応
  • 単発にも対応
  • リゾート特集など独自のテーマ

\ 全国25拠点で対応 /

▶︎ MC-ファーマネット公式サイトはこちら

登録は無料!迷ったらまず行動してみよう

「まだ転職するか分からない」

「とりあえず情報収集だけしたい」

そんな薬剤師の方こそ、今すぐ転職サイトに登録しておくのがおすすめです。

なぜなら、以下のようなメリットがあるからです。

登録だけで非公開求人が見られる

転職サイトは登録者限定で「非公開求人」を見られるようになります。

条件の良い派遣求人ほど、一般公開されないまま埋まってしまうことが多いため、早めの情報収集が大切です。

転職市場の相場観がわかる

担当者と話すことで、「今のスキルでどんな案件があるか」や「どれくらいの時給が狙えるか」が明確になります。

今すぐ転職しなくても、将来に備えて動いておくことで選択肢の幅が広がります。

担当者との相性もチェックできる

派遣は担当者の力量で条件が大きく変わることもあるため、複数サイトに登録して相性を見極めることが成功のコツです。

実際に会話してみて「合わないな」と感じたら、その段階でフェードアウトも可能です。


とりあえず登録しておくことで、「わからないから不安」を解消することができます。

実際に派遣薬剤師として働かなくても、選択肢があることが安心につながります。

登録は無料でできるので、迷ったら行動してみましょう。

まとめ|派遣薬剤師として働くなら、まずは情報収集から

薬剤師として派遣勤務を検討しているなら、まずは転職サイトに登録して情報収集を始めることが成功の第一歩です。

派遣薬剤師は、

  • 高時給で働ける
  • 働く期間や場所を柔軟に選べる
  • 正社員より自由度の高い働き方ができる

というメリットがある一方で、担当者の質や契約内容によって満足度が左右されやすい働き方でもあります。

そのためにも、信頼できる転職サイトを見極め、複数登録して比較することが大切です。

記事で紹介したサイトはどれも「派遣に強い」「条件交渉に強い」「サポートが手厚い」といった実績があります。

「まだ転職するか迷っている」という段階でも、登録しておくだけで有利な情報を早くキャッチできます。


迷ったら、まずは気軽に1〜2社だけでも登録してみましょう。

「今はしないけど、将来的には…」という人こそ、早めの行動が後悔しない選択につながります。

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この記事を書いた人

たろうリーダー|現役エリアリーダー × 経営修行中

大手ドラッグストアでエリアリーダーを務め、複数店舗の人事・評価・運営に関わる現役薬剤師。

現在は中小薬局での経営修行も行いながら、薬剤師の働き方やキャリア設計について情報を発信しています。

フクヤク!では、単なる転職体験談ではなく、

「転職を見てきた立場」だからこそ語れる本音とアドバイスを発信。

自身も新人時代は「やめたい」が口癖でしたが、現在はリーダーとして働いています。

その経験から、若手薬剤師が、辞めても、辞めなくても後悔しない選択をできるようサポートします。

ドラッグストア薬剤師歴8年/エリアマネジメント経験あり

評価者として人事面談に関与

新人教育、退職対応、配置検討、数値管理など幅広く経験

実家のグループ中小薬局の経営に携わり、経営者として修行中

将来的にセルフビルドサウナ運営×地方ライフを目指して活動中

薬剤師の副業・お金・働き方についても発信していきます。

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